ふと鏡に映る自分の顔を見た時、顔がくすんでいるなと感じたことはありませんか?
お肌に透明感やツヤがなく暗くなったり、どんよりと青白くなったりと、くすみのあらわれ方はさまざまです。
ある程度は化粧でカバーすることもできますが、だからと言ってくすみを放置していると、実年齢より老けて見られたり、不健康そうな印象を与えてしまっているかもしれません。
くすみの原因は一つではありません。
くすみの原因としては、「血行不良」「乾燥」「紫外線」「糖化」などが挙げられます。
お肌は様々な刺激を受けても、ターンオーバーによって常に新しいお肌を生み出すのですが、ターンオーバーのサイクルが乱れると、整っていたキメが崩れたり、栄養素がうまく体内を循環できず、老廃物が溜まりくすみとしてお肌の表面にあらわれます。
だから、くすみを改善するためには、まずはお肌を正常な状態に戻す必要があります。
そのためには外側からのケアだけでなく内側からのケアも重要です。
お肌に良い成分として、コラーゲンが真っ先に思い浮かびますよね。
コラーゲンはお肌を構成する主な要素のひとつですが、外側からだけでなく内側からもコラーゲンを摂り入れることで、皮膚の状態を正常に近づけることができます。
巷では美肌を謳ったコラーゲン入りのドリンクやサプリメントがたくさん売られていますが、実はそういったコラーゲン入りの食品を摂取してもあまり効果が見られないことはご存知だったでしょうか?
コラーゲンは口から摂取しても分解されてしまい、実際に身体に取り込まれる量は微々たるものなので、全く意味がないわけではないのですが、劇的な効果が期待できるものではないのです。
ではコラーゲンをより多く身体に取り込むためには、一体どうすれば良いのでしょうか?
それは、コラーゲンを外から摂取するのではなく、アミノ酸を元に自分の身体の中で生成することで実現します。
コラーゲン生成のためには3つの栄養素が必要です。
それが、“タンパク質”と“ビタミンC”と“鉄分”です。
●タンパク質
アミノ酸を生成するために必要な栄養素です。タンパク質は大きく分けて
動物性タンパク質…肉(牛・豚・鶏等)、魚介(するめ、しらす、いくら、たらこ等)、卵、乳製品
植物性タンパク質…大豆、豆類(ひよこ豆、小豆)、穀類(小麦)
の2種類があります。
動物性タンパク質には必須アミノ酸がバランス良く含まれていますが、脂肪分が多いものもありますので、牛赤身肉や鶏のササミといった脂肪分の少ないものを選んだり、摂る量に注意しましょう。
●ビタミンC
主な働きは、コラーゲンの生成と維持になります。
「ビタミンC」といえば真っ先にレモンを連想する人が多いと思いますが、レモンよりビタミンCを多く含む食べ物は意外とたくさんあります。
アセロラ・パセリ・焼き海苔・赤ピーマン・ゆず・キウイ等がビタミンCを多く含んでいます。
ビタミンCは一度にたくさん摂取するとすぐに排出されてしまうので、普段の食事からこまめに摂るように意識付けをしましょう。
焼魚にレモンやゆずを添えたり、肉料理の後のデザートにフルーツを食べるなど、タンパク質と一緒にバランス良く摂取すると、コラーゲン生成効果もよりアップします。
●鉄分
酸素を全身に運ぶ役割があります。
お肌のくすみの原因のひとつに血行不良があります。女性は男性に比べ鉄分が不足しやすく、細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなりがちなので、日頃からしっかり摂ることを意識付けしましょう。
鉄分を多く含む食材には、バジル、こんにゃく、青のり、鮎、ひじき、きくらげ、あさりなどがあります。
簡単にケアできるのがシートタイプのフェイスマスク。
ただ、種類がたくさんあるので選ぶのが大変ですよね。
マスクの形状や含まれている美容成分が異なるので、お悩みにあわせて選びましょう。
くすみ除去の場合は、プラセンタやEGF(ヒトオリゴペプチド-1)など、ターンオーバーを促進してくれる美容成分を多く含むものを選ぶのが良いでしょう。