ほうれい線はシワじゃない？たるんだ頬との境界線。

自分でできるほうれい線対策で、目指せ5歳若返り

お肌に出来るシワはたるみと深い関係にあります。
私たちを悩ませ続けるほうれい線も、厳密に言うとシワでなく、その正体は頬のたるみによって生じている境目なのです。

人間は常に重力に引っ張られている状態ですが、加齢が進むと顔の筋肉が衰えて皮膚の重みを支えきれなくなってしまいます。
その結果、頬やあごがたるんでしまい、表情筋が発達している部分との境目に線ができてしまうのです。
また、筋肉の衰えに加え、お肌にハリや弾力がなくなってしまうこともたるみの原因になっています。

ほうれい線の原因になっている生活のクセ

ほうれい線を改善するには、お肌にハリを取り戻すことが重要です。
若い頃は、お肌のハリを保つのに重要なコラーゲン線維とエラスチン線維が、お肌の奥に豊富にありました。
しかし、これらは年齢とともにどんどん衰えていきます。

年齢とともに減少していくのは仕方のないことですが、毎日の食事やスキンケアで、そのスピードを遅くすることはできます。
お肌を若々しく保つにはバランスの取れた食事がとても重要です。
ここでは、お肌にハリを与えるために特に効果的な栄養素をご紹介します。

・イソフラボン
イソフラボンはポリフェノールの一種で、大豆に多く含まれています。
お肌や髪のツヤを保つ女性ホルモン「エストロゲン」に似たはたらきをするので、女性らしい身体を作るのに効果的な栄養素として注目されています。

・タンパク質
炭水化物、脂質とともに三大栄養素と呼ばれています。
皮膚や骨、血管、臓器に至るまで、人間の体を構成している重要な栄養素です。
コラーゲンもタンパク質の一種で、アミノ酸を原料にして体内で生成されています。
食品では、鳥のささ身や魚などに多く含まれています。

・必須脂肪酸
体内で合成できず、食品から摂取する必要がある脂肪酸です。
お肌の炎症を防ぎ、老化を防ぐ効果があります。
植物油やナッツなどから摂取することができます。

・ビタミンA、C、E
ビタミンエースとも呼ばれる重要な栄養素です。
抗酸化作用には欠かせない栄養素ですので、積極的に取るようにしましょう。
レバー、ピーマン、いちごなどに多く含まれています。
特にビタミンＣはコラーゲンの生成に必要で、活性酸素を取り除く機能もある、美肌の重要な栄養素ですが、体内に保持しておくことができないので、毎日摂取する必要があります。

・ビタミンB群
タンパク質の代謝を助ける役割を担っています。
食事から摂取したタンパク質をアミノ酸に分解し、肌のハリつやを助けます。
また、コラーゲンやエラスチンの原料ともなり、皮膚の状態を保つ重要な栄養素です。

年齢を重ねても諦めない、ほうれい線対策

大事なのは、ほうれい線が今より深くならないように、まずその原因を生活習慣から排除し、改善するための土台を整えてあげることです。