肌の表面や毛穴につまっている古い角質や汚れをしっかり落とす「ディープクレンジング」。
フェイシャルエステのコースでは、最初に行われる定番メニューです。
ディープクレンジングを定期的に行うことで、毛穴の中をきれいにし、黒ずみやくすみなどをケアすることができます。
また、ディープクレンジング後は、肌がやわらかくなり、化粧品に配合されている美容成分も浸透しやすくなっているので、美肌効果を高めることも期待できます。
ディープクレンジングの流れを大まかに説明すると、
【①お肌を温めて毛穴を開く→②クリームを使ってマッサージをする→③洗い流す】という順序になります。
以下、それぞれのやり方について、詳しく見ていきましょう。
①お肌を温めて毛穴を開く
メイクをしている場合は、一旦通常のクレンジングで、メイクを落としてから行います。
ホットタオルやスチーマーを使って、2~3分間、顔全体を温めます。
ホットタオルは、水で濡らしたフェイスタオルをかたく絞り、電子レンジで30秒ほど温めればできます。熱すぎると火傷してしまうので、顔に乗せる前に、必ず手で適温かどうかを確かめてください。
温かい蒸気によってじんわりと毛穴が開いていき、お肌がやわらかくなります。
これにより、力を入れずにマッサージができ、クレンジングクリームをなじませることができます。
また、お肌をしっとりとさせるので、乾燥させずにお手入れすることができます。
②クリームを使ってマッサージをする
蒸気で顔全体の毛穴が開き、お肌がやわらかくなってきたのを感じたら、オイルタイプやクリームタイプのクレンジング剤を肌全体にのばします。
指先でクルクルとマッサージしながら顔全体になじませていきます。
特に、毛穴が気になる小鼻の脇やあごは念入りに行います。
マッサージクリームも兼ねているクレンジングクリームだと、マッサージに適度なクリームのかたさなので、おすすめです。
③しっかり洗い流す
クレンジング剤を十分になじませた後は、ぬるま湯でよく洗い流します。
ディープクレンジングを行った後のお肌はデリケートで乾燥しやすいので、シートマスクやコットンパックなどで、保湿ケアをしっかりと行ってください。
美容液の浸透効果が高まっているので、化粧水のあとは、お肌の悩みにあわせた美容液をたっぷりと塗り込むのも効果的です。
ディープクレンジングは、お肌を若々しく保つために非常に効果的な手法ですが、クレンジング剤を長時間お肌に乗せるため、頻繁に行うとお肌に負担がかかってしまったり、皮脂の取り除きすぎにより、乾燥しやすくなってしまいます。
あくまでもスペシャルケアとして、1か月に1~2回を目安に取り入れるようにしましょう。