「最近シワが気になる…。」
そのお悩み、保湿だけでケアしようとしていませんか?
深く刻まれたシワは保湿クリームでは改善しません。
というのも、改善しないのではなく対策の方法が間違っているのです。
ご存知でしょうか?
実は、お肌のシワは大きく分けて3種類あるのです。
それぞれのシワの種類ごとに、きちんと対策しないと、何年も意味のないお肌ケアを続けてしまう恐れもあります。
①ちりめんじわ
「ちりめんじわ」とは、ちりめん状に細かくついた浅めのシワのことです。
目尻や口元など皮膚の薄い部分にできやすく、一般的には「小じわ」と呼ばれているシワです。
乾燥が原因で起こりますが、浅くて細かいものがほとんどなので比較的回復しやすいシワとなります。
乾燥対策をきちんと行い、潤いをしっかりと保ちましょう。
②表情ジワ
「表情ジワ」は顔の表情に合わせて出来るシワで、「笑いじわ」と呼ばれることもあります。
笑ったときのほうれい線や、しかめっ面になったときの眉間のシワなどは、歳を重ねるごとに繰り返し折り目がついてしまって肌にクセ付いてしまいます。
これが定着すると「真皮ジワ」になってしまうのです。
③真皮ジワ
「真皮ジワ」は長年のクセになった表情のシワが、老化や紫外線ダメージによって衰えた肌に定着してしまったものを指し、「大じわ」や「加齢じわ」などとも呼ばれます。
一度できてしまうと消すことは困難にですが、毎日のスキンケアによって、少しずつキレイにしていくことは可能です。
3種のシワの中で、ちりめんじわについては乾燥を上手く避けることで比較的簡単に回復が望めますが、問題となるのは改善の難しい表情ジワと真皮ジワです。
誰かと会話をしている時、相手が笑った瞬間に現れた目元のシワが気になったことはありませんか?
笑顔だけでなく顔をしかめた時などにも表情によってシワが寄ってしまいます。
年齢が若いうちは表情を元に戻せば消えていたものですが、このシワは加齢によって定着し、無表情の時でも目尻や額、眉間や鼻根部などに目立つようになってきます。これが表情ジワです。
表情ジワは主に、顔の表情筋のある部分に現れます。
笑ったり怒ったりする際、顔に力が入ると表情筋に必要以上の負荷がかかり、シワができてしまいます。
無理な表情は皮膚や肌のストレスとなってしまうのです。
では、この表情ジワを改善するにはどうすればいいのでしょうか。
まだ出来てから日が浅い表情ジワであれば、ご自分で意識して表情のクセを抑えることで修復することが可能です。
といっても、表情をなるべく作らないようにする、ということではありません。
必要以上に力が入っていないかということに意識をむけ、自然な表情を心掛けましょう。
また、正しい姿勢を心掛けることも、とても大切です。
悪い姿勢が続いたり、合わない枕を使うことでできてしまう首のシワなども表情ジワの一種です。
姿勢が悪いとお肌のどこかに余計な負荷がかかってしまい、表情ジワができる原因になってしまいます。
まずは自分が今どんな顔や姿勢をしているのか、常に意識を傾けるようにし、自然な表情と美しい姿勢を身に付けましょう。
3種類のシワのうち、最も改善が難しいのが、表情ジワの定着によってコラーゲンの深部に刻まれてしまった真皮ジワです。
一度真皮ジワが作られてしまうと、スキンケアやエイジングケア化粧品だけでは元に戻すのは難しくなります。
そもそも真皮ジワの大きな原因は、紫外線や加齢でコラーゲンの弾力がなくなってしまうことにあります。
コラーゲンがしっかりとしたお肌であれば、笑った時などにできるシワは表情を元に戻すと同時に消えていましたが、弾力がなくなり硬化してしまったお肌には、元に戻れなくなったシワが深く刻まれてしまうのです。
つまり真皮ジワ対策とは、お肌のコラーゲンを強くしていくことです。
といっても、コラーゲン配合のサプリメントや化粧品は、あくまでも保湿効果はあるだけで、直接コラーゲンを生成するものではありません。
コラーゲンを強化してくれる成分としては、β-カロテン、ビタミンA・C・Eが挙げられます。
中でもビタミンCは、コラーゲンを生成するうえで不可欠な栄養素です。
また、日焼けによるシミのアフターケアにもなり、美しいお肌を保つためにとても重要な役割を担っています。
ビタミンCを多く含んだ美容液や食品をとり入れ、真皮ジワができにくい肌を目指しましょう。
食べ物として摂取する場合は、お互いを補う効果のあるビタミンA・Eと一種にとるようにすると、さらに効果的です。
いかがでしたか?
気付けば一つ、また一つと増えて、私たちの頭を悩ませるシワ。
少しでもシワのできにくいお肌環境を作るため、まずは自然な表情と綺麗な姿勢を意識付けましょう。
また、外出時はUVカットのコスメや日傘で紫外線対策を行ない、ビタミンC配合の化粧品を使ってお肌にハリと弾力を与えましょう。
そして、やはり保湿も重要です。